マンションでは、空調設備にエアコンを導入しているケースが少なくありません。一方、輻射式冷暖房を導入している物件も中には見られます。このページでは、マンションにおける輻射式冷暖房の効果的な使い方や、導入した物件の事例をご紹介します。
輻射式冷暖房は、パネルから室内に向けて輻射熱が放たれる設備です。均一に放射されますので、エアコンよりも室内の温度ムラを抑制することができます。また、稼働音も低いため、エアコンの音が気になってしまったり、夜間に稼働音で目が冷めたりすることも避けられます。静かな室内で快適に暮らしてもらえるでしょう。

製品名
F-CON
解説
ワンルームマンションへの導入事例です。こちらはRC造5階建て・合計11戸のマンションで、各部屋に1台ずつ輻射式冷暖房が設置されています。上記の写真では、キッチンの奥に輻射式冷暖房が設置されている様子が伺えます。
おしゃれなデザインの輻射式冷暖房は、インテリアの一部として部屋に溶け込むことも可能です。物件のデザイン性を高めつつ、付加価値を生み出せるでしょう。

製品名
エコウィンハイブリッド
解説
東京都墨田区にある賃貸マンションの導入事例です。全48世帯で、各部屋にはエコウィンハイブリッドが設置されています。輻射式冷暖房は省エネ性能がよく、消費エネルギーを抑えられるのがメリット。室内の温度ムラを抑制しつつ、入居者の光熱費の負担軽減に寄与します。
賃貸マンションに導入すれば、物件の付加価値を高めることが可能です。他の物件とは違う点として、アピール材料にすることもできます。

製品名
エコウィンハイブリッドローボーイ(L)タイプ
解説
バブル時代につくられたマンションに輻射式冷暖房を導入した事例です。この部屋に住む方は、マンションの壁に断熱がないため、夏は暑く冬は寒い日々を過ごしていたとのこと。輻射式冷暖房を設置した時期は猛暑日が続く真夏だったものの、設置後はかなり快適になったそうです。就寝時に部屋のエアコンを28度設定にしても、朝方は肌寒さを感じるほど変化を実感しているようです。
もちろん感じ方には個人差があります。しかし、断熱性能が低い建築物であれば、輻射式冷暖房を検討する価値があるのではないでしょうか。

製品名
エコウィンハイブリッドスクリーンタイプ
解説
マンションのリフォームに合わせ、輻射式冷暖房を設置した福岡市の事例です。スクリーンタイプの輻射式冷暖房が導入されています。デザインがシンプルで、インテリアにもしっかりマッチしています。
設置することで、部屋全体を均一に調音してくれるのが輻射式冷暖房の魅力。住民の方は、空調を輻射式冷暖房しか稼働させていないものの、家全体がポカポカに感じるなど、違いを実感しているようです。
(前略)家の中で過ごしていると、外の厳しい暑さや寒さから解放され、外出した途端に、今日はこんな気温だったのか!?と驚くことも多いです。(中略)
付けっぱなしにしていても、換気に神経質になる必要がありません。まさに、ストレスフリー!【THEAR】が動いていることを忘れてしまうほどです。冷房に関しては、今までに経験したことのない心地の良い感覚です。(攻略)
引用元:THEAR(シアー)公式HPより抜粋(https://thear.life/news/information/dog-aircon-01/)
暑い季節の熱中症は、屋外や朝~夕方の日が昇っている時間帯に起こりやすいと考えられやすいですが、実は日の落ちた夜間に屋内でも起こりやすいのが現実。健康な人や若い人であっても関係なく、夜間のマンション屋内で熱中症になるリスクがあります。
特に、暑さに弱い人や体調がすぐれない人、小さな子どもや高齢の方は夜間の熱中症に陥るリスクが高いため、日が落ちたからといって油断せず、エアコンなどで熱中症対策をしておくことが大切です。
マンションの多くは鉄筋コンクリートでできており、コンクリート特有の「熱の溜め込みやすさ」「熱の冷めにくさ」が原因で、マンションの室内温度は外よりも遅れて高くなりやすくなっています。そのため夜間の屋内は日中以上に熱くなりやすく、「夜はエアコンを節約しよう」という考えで冷房を付けずにいると、より熱中症リスクが高まります。
最高気温の高い猛暑日は年々増加傾向にあり、北側・南側に関係なく日本の各地で深刻な猛暑を記録している都道府県も多くあります。気温40度以上を観測した都道府県も決して少なくはなく、静岡県や埼玉県、岐阜県、新潟県、東京都、群馬県、和歌山県、愛知県などは気温40度越えを記録しています。
つまりマンション屋内では、40度を超えるような熱が溜め込まれ遅れて放出されることになるため、夜間であっても油断せず熱さ対策が欠かせないのです。
※参照元:
気象庁:歴代全国ランキング
エアコンの設置は、部屋のどこにでもできるわけではありません。適切な場所に設置しなければ、その機能を十分に発揮できない可能性があります。ここでは、エアコン設置時に注意すべきポイントについて説明します。
まず、エアコンを設置する場所に十分なスペースが必要です。機種にもよりますが、天井や壁から50mm以上、火災報知器から1.5m以上、床から2.4m以内といった設置条件があります。これらの条件を満たしていないと、エアコンの設置は難しくなります。また、カーテンレールや建具にぶつからないかも確認しましょう。
次に、エアコンを設置するためには、外壁に配管孔が開いていることが重要です。この配管孔は室内機と室外機をつなぐ冷媒管や排水用のドレーン管を通すためのもので、十分なサイズが必要です。設置の際には、家電量販店や電気屋に確認をお願いするのが良いでしょう。
古い物件では、エアコン専用のコンセントがない場合もあります。この場合、部屋の電気容量が不足していると、エアコン使用時にブレーカーが落ちることも考えられます。専用コンセントの設置が必要な場合、家電量販店では対応できないことが多いため、電気屋に相談する必要があります。
また、容量の大きいエアコンは200V専用の機種もあるため、事前に確認しておくべきです。
最後に、室外機の設置スペースを確認しましょう。機種や容量によって室外機の大きさは異なるため、設置場所のサイズも見ておくべきです。また、マンションなどでは室外機置き場が指定されている場合もあるため、そのサイズも確認しておきましょう。
これらのポイントを押さえてエアコンを設置することで、快適な空間を維持できます。適切な設置とメンテナンスを行い、長く使えるようにしましょう。
マンションの空調設備はエアコンが一般的ですが、温度ムラが少なく、稼働音も低い輻射式冷暖房を検討してみてはいかがでしょうか。しかし、導入する際は物件に合った製品を選ぶことが重要です。専門知識を持つ業者や、アドバイザーに相談してみましょう。
条件に合った
輻射式・放射式
冷暖房が見つかる

2022年9月15日現在、「輻射式冷暖房」「放射式冷暖房」で検索して表示された輻射式冷暖房メーカー35社のうち、納入事例数が多い2社(※)をピックアップしました。
※個人住宅への納入事例は除く。
