本記事では、輻射式冷暖房に使用されるヒートポンプや冷媒について紹介します。
輻射式冷暖房に使用されるヒートポンプとは、低温部分から高温部分へ熱を移動させて冷却・過熱を行う装置のことです。少ない電力で大きなエネルギーに転換できるため、ランニングコストの良いシステムとして知られています。
またCO2排出量の削減にも貢献できる点が特徴です。
輻射式冷暖房システムには、ヒートポンプが輻射パネルと合わせて使用されています。ヒートポンプの技術で生成した水を、室内に設置した輻射パネルへと循環させ、パネルから熱放射するという仕組みです。
夏は冷たい水を、冬は暖かい水をパネルへ循環しているだけなので、とてもシンプルです。そして1年を通して、心地よいと感じられる温度や空気環境を叶えてくれます。
風を起こさずに熱放射で温度を変化させるため、静音性に優れているというのが特徴です。また冷暖房の風によってハウスダストを巻き上げて部屋全体に広げる心配もありません。冷房や暖房の直接当たる風が苦手……という場合でも適した冷暖房空間を叶えてくれるでしょう。
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輻射式冷暖房で使用される冷媒とは、熱を温度の低い場所から高い場所へと移動する際に使用される流体の総称です。冷媒の主流はフッ素・炭素・水素の化合物で「冷媒ガス」と呼ばれています。
冷媒を使用する輻射式冷暖房の場合、液体が気化する際に周囲の熱を奪うという性質を利用し、冷媒の液化と気化を繰り返しながら冷却を行っています。
以前は引火性や毒性のある危険なものを用いた冷媒が多かったのですが、1920年代に入ってからは安全性が高い物へと移り変わり始めました。2022年現在でも、より良い冷媒の開発が求められており、国を挙げて取り組んでいます。不安なく使える冷媒ガスを利用している輻射式冷暖房しか販売されていないため、家庭でも会社でも、公共施設でも問題なく使用可能です。
輻射式冷暖房でも冷媒ガスを使うものと冷温水を使うものの2種類がありますが、他にも分類があります。空気式と冷温水式の2種類です。
空気式は床下にあるダクトや天井内部に空調空気を送り込んでパネルを冷やしたり温めたりする仕組みです。一方で冷温水式は、冷温水を循環させてパネルを冷やしたり温めたりします。パネルを冷やす・温めるという点は同じですが、どのように冷やしたり温めたりするかという違いがあります。もちろんそれぞれにメリット・デメリットがあり、設置する場所によって向き・不向きがあるでしょう。
輻射式冷暖房を導入する際は空気式・冷温水式の違いをしっかりと把握しておかなくてはなりません。
輻射式冷暖房の空気式と冷温水式の違い、メリット・デメリットは以下の記事で詳しくまとめています。輻射式冷暖房の導入を検討する際は、ぜひ空気式と冷温水式の違いについてチェックしておきましょう。
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2022年9月15日現在、「輻射式冷暖房」「放射式冷暖房」で検索して表示された輻射式冷暖房メーカー35社のうち、納入事例数が多い2社(※)をピックアップしました。
※個人住宅への納入事例は除く。
