本記事では、輻射式冷暖房メーカーを選ぶ基準について詳しく解説しています。
輻射式冷暖房のメーカーを選ぶ際には、メーカー独自が採用している機能やサービスを比較検討する人が多いと思います。もちろんメーカーごとのチェックは重要ですが、輻射式冷暖房そのものを選ぶうえで基準にしたいポイントがあります。ただ、輻射式冷暖房は比較検討が難しい設備でもあるため、注意が必要です。
例えば、輻射パネルのサイズに応じて冷暖房の能力が表示されていることが多いのに対し、実際には輻射パネルのサイズと冷暖房能力は比例しない場合が多いといわれています。それにはさまざまな理由が挙げられますが、単純に記載されている各性能の数値だけで判断できないことは確かのようです。
では、どのような基準をもとに輻射式冷暖房メーカーを選ぶのが適切なのでしょうか?
輻射パネルには性能測定におけるJIS規格が定められていません。そのため推測値で表記しているメーカーもあるようです。「表記どおりの性能が得られない」というトラブルにならないよう、実測試験を行っているメーカーであるかは必ず確認する必要があります。
輻射パネルは、輻射熱の性能が高いものを選ぶことがマストです。確認方法として、仕様書などに記載されている注意書きをチェックします。冷暖房能力の測定条件が冷房時2000Wと表記されていた場合、室内測定したときの室温によって、性能は違ってきます。
室内の温度の高いほうが、冷たい輻射パネルからより熱を奪うため、室温が28℃で測定したときと、25℃測定したときは、同じ2000Wでも25℃で測定した輻射パネルのほうが高性能です。
導入先に適した製品が見つかる
放射式冷暖房・輻射式冷暖房メーカー2選
輻射式冷暖房を設置する際には、両面、片面ともにパネルごとの設置規定を満たしていなければなりません。
そのほか冷温水配管とドレン配管を通すことができること、床に5cmのコーチボルトがきくこと、建物の内部へ設置することなども、輻射式冷暖房設置の基準です。さらに点検口の設置と、片面パネルの場合は天井面と壁面の下地補強も行う必要があります。
輻射式冷暖房の効果をより活かすには、建築物の方位別による熱の損失の偏りなどを考慮したうえで輻射パネルの配置を計画することが重要です。輻射パネルの設置台数やサイズを提案されたときに、適切な温熱環境の調査を踏まえたうえでの提案を確認してください。
輻射式冷暖房を設置する場所によって、熱の発生に変化があります。例えば、夏は南が、冬は西側が暑くなるという具合です。こうした発熱の変化を考慮して、輻射パネルの設置位置のバランスを考えることが重要です。
輻射式冷暖房のメーカー選びにおいて、保証内容を確認することも重要なポイントのひとつです。保証内容はメーカーが独自に展開している内容が多いので、それぞれのメーカーの保証内容を比較検討することが望ましいでしょう。
以下の記事では、輻射式冷暖房の保証基準についてまとめています。輻射式冷暖房の情報を得てメーカー選びに役立てたい人は、ぜひ参考にしてください。
自宅以外に輻射式冷暖房装置(放射式冷暖房装置)を導入したことがある人たちにアンケート調査をしました。
今回は全国の30歳以上の男女109人に対して、輻射式冷暖房装置を導入する際のポイントについて教えてもらったので検討している方は参考にしてみてください。


条件に合った
輻射式・放射式
冷暖房が見つかる

2022年9月15日現在、「輻射式冷暖房」「放射式冷暖房」で検索して表示された輻射式冷暖房メーカー35社のうち、納入事例数が多い2社(※)をピックアップしました。
※個人住宅への納入事例は除く。
