輻射式冷暖房とは、対象物を温めることによって熱を放射し、その放射熱のちからを使って冷暖房を行う仕組み・装置を指します。部屋や職場などの環境において、温度や湿度以外にも複数の要素が関わり合い、「温熱環境の6要素」として感覚を左右しています。
一般的に知られている温度・湿度を含めた「温熱環境の6要素」について詳しくみていきましょう。
暑い・寒いなどを決定する要素のひとつが「温度」です。いわゆる気温や室温のことで、温度計に表示される数値で温度を確認することができます。
温度と並んで温熱環境を左右するものが「湿度」です。空気中に含まれる水分量のことで、室温計などで数値をチェックすることができます。
「輻射熱」は、人体のまわりにある物体から赤外線によって伝わってくる熱のことです。室内の場合床・壁・天井・柱などの表面温度で示されます。 赤外線は熱を伝達させる性質をもっており、輻射熱は高温の場所から低音の場所へ伝わっていくため、暖房器具に応用されています。
「気流」とは、空気の流れを指します。気流の流れが激しいほど熱がこもりにくくなり、体感温度も低くなります。
「活動量」は代謝量とも呼ばれ、人体から発生する熱の量を指します。周囲の環境が寒冷であっても、活動量が大きいほど暖かく(暑く)感じます。
「着衣量」は、身につけている衣類の断熱性能や保温・保湿性能を示す数値で、服の種類や素材、枚数などに応じて変化します。
人体にとって快適な温熱環境とは、どのような条件なのでしょうか。詳しくみていきましょう。
エアコンや扇風機などは一方通行の送風になりやすく、それらの風に当たり続けると人体は交感神経を活発に働かせるため、体調不良に繋がってしまいます。そのため、室内外に十分な気流を生み、行き届かせられる環境が理想的です。
日本も含め、多くの環境ではエアコンやストーブなどの冷暖房設備に頼っており、気流や日光などの自然エネルギーを十分に活かしきれていない状況です。そのため、無風状態でも適度な室温を保ち、熱を適度に逃して日光を必要な場所に入れられるように住宅や室内を設計する必要があります。
輻射熱はエアコンや暖房のように直接風が当たらないため、ホコリの巻き上げや交感神経の活性化リスクを低減させながら、温熱環境を整えます。従来の冷暖房設備で体調を崩しやすい場合は、輻射の仕組みを利用した冷暖房設備を取り入れてみてください。
輻射式の冷暖房は人体を直接冷やしたり温めたりするのではなく、部屋の構造部分を温めて、負荷の少ない温熱環境をつくりだします。対流式冷暖房との比較も行っていますので、以下の記事もぜひ参考にしてください。
参考:トコフク-TOCOFUKU-輻射式冷暖房導入ノススメ「輻射式冷暖房と対流式冷暖房の違いは?」(https://www.tocofuku.com/qanda/convection.html)
条件に合った
輻射式・放射式
冷暖房が見つかる

2022年9月15日現在、「輻射式冷暖房」「放射式冷暖房」で検索して表示された輻射式冷暖房メーカー35社のうち、納入事例数が多い2社(※)をピックアップしました。
※個人住宅への納入事例は除く。
