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官公庁・公共施設向け
輻射式冷暖房の導入ガイド

輻射式冷暖房とは、空気を直接動かすことなく、壁や床、天井などの物体を温めたり冷やしたりすることで、部屋全体の温度を均一に保つ仕組みです。そのため、従来のエアコンとは異なり、風がほとんどなく、体にやさしく快適な空間が実現できるとされています。

輻射式冷暖房の仕組み

輻射式冷暖房は、温度の高い場所から低い場所へ熱が「輻射」する原理を応用しています。具体的には、天井や壁、床に設置された輻射パネルに温水や冷水を循環させ、パネルが遠赤外線として熱を放出または吸収する仕組みです。

これにより、室内全体の温度を均一に保つことができ、対流式エアコンのような強風や温度ムラが発生しにくいという特徴があります。設置方法によっては、部屋全体をじわじわと温めたり冷やしたりするため、体への負担が少なく、健康面での評価も高いです。また、静音性に優れており、風が発生しないため埃も舞い上がらず、清潔な環境を維持できる点も大きな魅力です。

輻射式冷暖房のメリット

輻射式冷暖房の特徴は、無風・無音であるため、部屋全体がじんわりと均一な温度に保たれる点です。急激な温度変化による体への負担が少なく、高齢者や敏感な体質の方にも適した環境を実現できます。

また、空気を直接動かさないため室内の埃が舞い上がらず、清潔な空間を維持できるほか、省エネ性能も高く、運転停止後もその効果が持続するためエネルギーコストの削減にも寄与します。さらに、無風で静かな環境は、集中したい書斎や就寝時にも最適であり、生活の質の向上に大きく貢献します。

輻射式冷暖房のデメリット

一方、輻射式冷暖房には注意すべき点もあります。まず、初期導入費用が高めに設定されることが多く、設置スペースの確保が必要なため、既存の空間に後付けする際には計画的な設計が求められます。

また、温度変化がじわじわと進むため、急激な冷暖房の変化を求める場合には不向きな面があります。さらに、局所的に温度を強く調整することが難しく、補助的な設備との併用が必要になるケースもあります。こうした点から、導入前には用途や空間条件に応じた十分な検討が必要です。

施設ごとの導入事例

体育館

体育館は二重床構造が求められるため、二重床の間にダクトを設置する放射式・輻射式冷暖房は非常に相性が良い設備です。天井高が7~15メートルにも達する体育館において、床下に設置するタイプの放射式・輻射式冷暖房は、床面から約2メートルの居住域の温度だけを制御できるため、省エネ効果が高いというメリットがあります。

さらに、風を発生させないため、室内競技の妨げになることがありません。体育館は災害時の避難所としても利用されるため、冬場の底冷え対策や夏場の熱中症防止のための空調設備の重要性はますます高まっています。

体育館に適切な輻射式冷暖房を詳しく見る

庁舎

多くの来訪者がある庁舎の広い空間でも、輻射式冷暖房を導入すれば、消費電力を抑えながら室温を均一に保つことが可能です。例えば、吹き抜けのエントランスホールには床面を放射板として利用し、執務エリアには天井を放射板として採用する方式が効果的でしょう。

さらに、近年は低炭素を重視した庁舎づくりが進められており、中温域の冷温水を用いる放射・輻射式冷暖房は、太陽光や地熱、井水などの自然エネルギーの利用がしやすく、循環水の二次利用が可能という特徴もあります。

庁舎に適切な輻射式冷暖房を詳しく見る

学校

多くの学生、生徒、児童が集まる学校の空調には、電力消費を抑えながら室温を均一に保つ性能が求められます。着席場所によって空調効果にムラが出ることは避けたいところですが、輻射式冷暖房はムラが出にくいため、快適な学習環境を維持しやすいのがメリットです。

また、輻射式冷暖房は風を発生させないため、ウイルス拡散のリスクが低く、インフルエンザなどの集団感染の予防にも寄与する効果が期待されます。

学校の暖房設備に適切な
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図書館

図書館は高い書架が配置された広大な空間であるため、床面を放射面として活用する床放射冷暖房が推奨されます。

床放射タイプは、床から約2メートル前後の利用エリアに限定して空調効果を発揮するため、省エネ性に優れており、風を発生させないためドラフトも起こりません。これにより、利用者は静かに調べ物や読書に集中でき、床全体が放射面となることで、書架や机の配置にも制約が生じにくいというメリットがあります。

図書館に適切な
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美術館・博物館

美術館や博物館では、展示品保護のため、室温と湿度を一定に保つことが求められます。来館者がいない時間帯も含め、24時間にわたる温湿度管理が必要なため、空調の省エネ性も重視されます。このため、床や天井を放射板として活用する放射・輻射式冷暖房と、ペリメーター部から除湿された空気を緩やかに吹出すデシカント空調の併用が適しています。

この組み合わせにより、広い館内の室温を均一に維持でき、風がほとんど発生しないため、ドラフトによって展示品が劣化するリスクを低減することが可能です。

美術館・博物館に適切な
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幼稚園

幼稚園向けの空調システムとして、輻射式冷暖房は非常に適しています。部屋全体を穏やかに冷暖房できるため、園児が快適に過ごせる環境を維持できます。

また、炎を使わないため、やけどや火災のリスクが低減され、安全面でも優れています。さらに、省エネ性にも優れているため、経営面からも魅力的な選択肢と言えます。

幼稚園に適切な輻射式冷暖房
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保育園

保育園でも、子どもたちが安心して過ごせる空間を実現するために、輻射式冷暖房の導入が推奨されます。輻射式冷暖房は、室温を徐々に調整できるため、急激な温度変化を避け、子どもたちに負担をかけにくいのがメリットです。

保育園に適切な輻射式冷暖房
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病院

病院では、放射・輻射式冷暖房が院内全体を均一に冷暖房できるため、来院者に不快なドラフトを与えることなく快適な環境を整えられます。天井高がそれほど高くないエリアでは、床放射と併せて天井放射冷暖房を組み合わせるとさらに効果的です。

病院に適切な
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駅・空港

駅や空港、駅ビルなどの高い天井を持つ建物には、床を放射板とする輻射式冷暖房が適しています。床放射冷暖房は、床から約2メートルの人が滞在するエリアに限定して空調効果を発揮するため、広い空間でも消費電力を抑えつつ、室内全体を均一な温度に保つことができます。

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輻射式冷暖房とライフサイクルコストの構造

輻射式冷暖房は、風を使わずに熱を伝えるため、快適性が高く省エネ効果が期待されますが、導入コストが高めです。イニシャルコスト(設備・施工費)とランニングコスト(電気代・メンテナンス費用)を比較し、ライフサイクルコスト全体の構造はどうなのかを解説します。

輻射式冷暖房と
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輻射式冷暖房導入の意義と稟議書

輻射式冷暖房の導入には、社内の合意形成が欠かせません。そのために重要なのが「稟議書」です。本記事では、稟議書の役割や必要性を解説し、スムーズに承認を得るためのポイントを詳しく紹介します。

輻射式冷暖房導入の
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省エネ法に対応する輻射式冷暖房とは?

建築物省エネ法(省エネ法)は、新築や大規模な改修を行う際に、建物の省エネルギー性能の確保を義務づける法律です。この法律に対応した空調システムとして、近年注目を集めているのが輻射式冷暖房です。風を使わず放射熱で室温を調整するため、体感温度が快適に保たれ、空調負荷の軽減やエネルギー消費の削減に寄与します。詳しくは本文でご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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市のカーボンニュートラルに向けた取り組み

世界の技術が進歩すると同時に進行する地球温暖化。原因である温室効果ガスの排出量と吸収量の均衡を目指すために日本の主要都市が行っている様々な取り組みについて解説します。

市のカーボンニュートラルに
向けた取り組みを詳しく見る

公共施設のZEB化事例

大型ビルや公共施設などで消費されるエネルギー量を削減し、再生可能エネルギーの活用によりエネルギー収支を0にするZEB化。ZEB化やその取り組みを行っている地域についてまとめました。

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警察署での熱中症対策法と設備

夏によく起こる症状としてあげられる熱中症。猛暑続きもあり、警察活動中に熱中症になる警察官が増加しています。そのため、警察は暑熱対策の実施と地域住民への通達を行いました。ここでは、警察官が健康で安全な取り組みを行えるような対策法を解説しています。

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カーボンニュートラルの取り組み事例と実践ポイントとは?

カーボンニュートラルの実現に向けて、企業や自治体では、省エネ設備の導入や再生可能エネルギーの活用、排出量の可視化、官民連携による街づくりなど、さまざまな取り組みが進められています。こうした事例を参考にしながら、自社に適した方法を見つけて実践することが重要です。詳しくは本文をご覧ください。

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体育館への空調導入、補助金活用の手順と採択されるポイントとは?

体育館の空調は、夏の熱中症対策や災害時の避難所機能として整備が急がれています。国は文部科学省の特例交付金をはじめ、導入を後押しする手厚い補助金を用意しています。このページでは、補助金の種類や申請手順、審査で評価される省エネ設備の選定といった、採択を勝ち取るためのポイントを網羅的に解説します。詳しくは本文をご覧ください。

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グリーン購入法における空調設備の選び方と判断基準

グリーン購入法では、空調設備に対してエネルギー消費効率や冷媒のGWP(地球温暖化係数)に関する判断基準が定められています。本記事では、法令の概要から具体的な基準の内容、環境配慮型空調設備を選定する際のチェックポイントまでをわかりやすく解説。調達担当者が適切な空調設備を選ぶために役立つ情報をお届けします。

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ESCO事業で導入する輻射式冷暖房とは?

ESCO事業を活用した輻射式冷暖房(放射空調)の導入について解説しています。輻射式冷暖房の仕組みや従来空調との違い、導入メリット・デメリットのほか、ESCO事業の概要や契約形態、公共施設・商業施設での導入事例を紹介。省エネと快適性の両立を目指す施設管理者・設備担当者向けの基礎知識をまとめています。

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建築物衛生法に基づく空調の基準とは?

建築物衛生法(ビル管法)に基づく空調の管理基準について詳しく解説しています。空気環境の7つの測定項目と基準値、令和4年改正の主なポイント、冷却塔や加湿装置をはじめとする空調設備の維持管理義務、法令違反を防ぐための実務ポイントまで、ビル管理者・施設管理担当者が押さえておくべき情報をまとめました。

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避難所の空調整備

避難所として利用されることが多い、学校体育館における空調設備の設置率に関する現状や整備が急がれる背景を紹介し、EHP・GHP・輻射式冷暖房など適した設備の種類と特徴を解説。設計時に押さえるべき断熱性・換気計画・電力確保のポイントや、活用できる補助金制度も紹介しています。

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条件に合った
輻射式・放射式
冷暖房が見つかる

条件に合った輻射式・放射式冷暖房が見つかる
空気式と冷温水式のどちらにも対応できる
放射式・輻射式冷暖房
メーカー2選

2022年9月15日現在、「輻射式冷暖房」「放射式冷暖房」で検索して表示された輻射式冷暖房メーカー35社のうち、納入事例数が多い2社(※)をピックアップしました。
※個人住宅への納入事例は除く。

中・大規模施設への
新築時導入向け
インターセントラル
インターセントラル
引用元:インターセントラル公式HP
(https://www.i-central.co.jp/)
導入実績:902件
※2022年9月時点の情報
  • メーカー唯一(※)。
    全ての熱源方式・設置個所に対応
  • パネル形状をオーダーメイドで制作できる
空気式
空気式
冷温水式
冷温水式
天井
天井
壁
床

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03-6661-6381(代)
平日9:00~17:30

様々な規模の施設への
冷暖床導入向け
三洋工業
三洋工業
引用元:三洋工業公式HP
https://www.sanyo-industries.co.jp/
導入実績:124件
※2022年9月時点の情報
  • 競技場やオフィスなど、
    様々な空間に合わせて選択可能
  • 敷き並べるだけで設置可能
    冷暖床も用意
空気式
空気式
床

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03-5611-3451

(※)編集チームが35社のメーカーを調査した結果(2022年9月調査時点)
放射式・複写式 冷暖房メーカー2選
放射式・複写式 冷暖房メーカー2選