こちらでは、冷暖房の導入事例を画像付きで紹介しています。居住者の身体にかかる負担を極力減らすことを優先し、適した空調を選択するようにしましょう。
輻射式冷暖房の導入事例を2つピックアップしました。

製品名
ecowinHYBRID
解説
北海道地域エリア内の全館にecowinHYBRIDを導入している、デイサービスセンターひのき。ecowinHYBRID導入以前は、ボイラーを運用しており、担当スタッフの不在時には空調が使えなかったことや燃料である重油の値段が高かったことなど、その際に感じていた課題を解消するために、冷暖房システムを新しくしたという経緯があります。
現在では、輻射式冷暖房の電源を入れたままにできるため、冬の厳しい寒さから解放され、入居者の健康面だけでなく、スタッフにとっての快適性にもプラスにはたらいています。

製品名
ecowinHYBRID SCREENタイプ
解説
福岡にある老人ホームアフィニティーつばさでは、ecowinHYBRIDのSCREENパネルを14台導入しています。
導入以前は、玄関外の床温度は2.8℃ほどであり、かなり低かったのですが、現在では室内の床温度は21.4℃ほどです。送風を感じることがないにもかかわらず室内のあたたかさが維持されているため、施設利用者にとって、かなり居心地のよい環境となっています。
利用者が快適に過ごせる空間を保つための空調について考える際には、部屋や空間の種類によって、おさえておきたいポイントが異なります。
部屋ごとの温度設定や風量の設定が可能なものが理想的です。居住者によって、快適に過ごせる室温に差がある、というのがその理由です。ですから、家庭用エアコンか、あるいは1つの室外機に対して複数の室内機の設置が可能なマルチエアコンのうち、個別運転に対応しているものを選んでください。
出力の大きなエアコンを設置する必要があります。家庭用エアコンでは出力が足りないという場合には、業務用のエアコンの導入の検討をおすすめします。
広間や食堂には広さがあるため、空間内に温度のムラが生じやすいです。そのため、できれば、風を吹き出す天井カセット形4方向を導入することをおすすめします。
老人ホームでは、ヒートショックのリスクをさげるための配慮が欠かせません。寒さの厳しい冬場に、暖かい場所から脱衣所や浴室などの冷えた場所に移動すると、血管が収縮して血圧が上がります。その後、湯船につかると、縮んだ血管が再び拡張するため、血圧が急激に低下するのです。さらに入浴を済ませて脱衣所に戻れば、血管が収縮し、血圧は再度上昇することになります。
このようにして血圧が激しく上下すると、高齢者の心臓には大きな負担となるので、ヒートショックを引き起こしかねないのです。そのため、脱衣所や浴室にも空調を導入している施設もあります。湿度が高くなりがちなスペースなので、できれば、高湿度の空気を直接吸い込むことを避けられる「天井埋込形」の設置をおすすめします。
それほど広さのない共有部の場合には、家庭用エアコンや天井カセット形などのうち、部屋の間取りに適したものを選びます。
高齢者にとって、乾燥対策は必須です。肌が乾燥してしまうと傷や痒みの原因となってしまうため、乾燥対策をしっかりと行いましょう。
加齢によって肌の新陳代謝が低下するため、高齢者の皮膚はバリア機能が低下しています。バリア機能が低下しているときに肌が乾燥すると、傷が付きやすくなったり、痒みが生じやすくなります。
そのため、保湿剤をこまめに塗るようにしましょう。のびの良いクリームなどを選び、毛の流れに沿って優しく抑えるように塗布します。
入浴後は保湿剤の効果が特に高まるため、入浴後に保湿する習慣をつけることが重要です。
入浴時に熱いお湯を使用すると、皮膚の水分保持機能を低下させてしまいます。肌が乾燥しやすくなってしまうため、ぬるめのお湯を使用しましょう。また、長時間の入浴や頻回な入浴も乾燥の原因となります。
そのほかに、刺激の強い洗浄剤を避けることも大切です。弱酸性の洗浄剤を選び、肌への刺激を抑える工夫をしましょう。保湿成分が含まれた入浴剤を使用するのも、乾燥対策として効果的です。
施設内が乾燥すると、「皮膚が乾燥して傷や痒みの原因となる」ほか、「鼻や喉が乾燥してイガイガ感がでる」といった問題が生じやすくなります。
また、空気の乾燥によって感染症のリスクも高まり、風邪やインフルエンザに罹りやすくなってしまいます。
老人性乾皮症(ろうじんせいかんぴしょう)とは、肌表面がザラザラしたり、浅いひび割れが無数にできる病気です。悪化すると肌表面が粉をふいたような「鱗屑(りんせつ)」になるほか、痒みも生じます。好発部位としては、肩や腕、大腿、下腿伸側、側腹部から腰部などが挙げられます。
老人性乾皮症は、肌の水分保持機能やバリア機能が低下することによって引き起こされるため、リスクを抑えるためにも乾燥対策が欠かせません。
皮膚掻痒症(ひふそうようしょう)は、病変がないのに痒みの症状だけが生じます。全身のあらゆる部位で痒みが生じる特徴があるほか、ずっと痒みが続くこともあれば、痒みの程度に波があることも。痒みで夜眠れないケースもあります。
皮膚搔痒症の原因としては、皮膚の乾燥のほか、服用中の薬によるもの、内臓の異常に伴うものなどが挙げられます。最も多い原因としては皮膚の乾燥であり、老人性乾皮症から皮膚掻痒症へつながってしまうこともあるようです。
施設内の乾燥は、季節性インフルエンザを感染させやすくします。空気の乾燥によってウイルスが飛散しやすくなるためです。季節性インフルエンザに罹ると、高熱や咳、頭痛、関節痛、倦怠感、鼻水、喉の痛みなどを自覚します。高齢者は重篤な症状につながりやすいため、感染対策を徹底する必要があります。
ノロウイルスが代表的ですが、細菌やウイルスによって吐き気や下痢、発熱、腹痛などを生じる感染症を感染性胃腸炎と呼びます。
特にノロウイルスは感染力が強いものの、有効なワクチンは未だにありません。高齢者は感染しやすいうえ、老人ホームなどでは集団感染を引き起こす恐れも。湿度管理や手洗い、消毒の徹底などが必要です。
輻射式冷暖房は、身体への負担を抑えやすいため、老人ホームに設置するのに適した空調システムだといえます。対流式のエアコンは時間をかけずにすぐに設定した室温にしてくれるというメリットはありますが、そういった急激な温度変化は、老人ホームの居住者にとっては負担になります。その点、輻射式冷暖房であれば温度変化がゆるやかなので、居住者の身体にかかる負担も、その分軽くなるわけです。
また、省エネ性能が高いところも、輻射式冷暖房の注目ポイントです。効率のよさを活かして上手に使用すれば、エネルギーのロスを抑えられます。
条件に合った
輻射式・放射式
冷暖房が見つかる

2022年9月15日現在、「輻射式冷暖房」「放射式冷暖房」で検索して表示された輻射式冷暖房メーカー35社のうち、納入事例数が多い2社(※)をピックアップしました。
※個人住宅への納入事例は除く。
