ショッピングモールには、放射・輻射式と対流式を組み合わせた空調システムがおすすめです。対流式を輻射式と組み合わせることで、消費電力を抑えて快適な環境を作ることができます。実際の導入事例をご紹介します。
イベントスペースといった天井が高いエリアへの床放射冷暖房、の採用が目立ちます。
大空間においても、放射・輻射式冷暖房と対流式を組み合わせることで省エネ性が高まり、不快なドラフトを生じさせることなく快適な環境を作ることが可能になります。

製品名
空気式天井放射冷暖房システム:RadiAir(ラディエール)
解説
東急プラザ銀座のショップエリアには、放射・輻射式冷暖房と対流式空調を融合させたRadiAir(ラディエール)が導入されています。
RadiAirは、天井板からの放射と、その天井板に開けられた微細な吹出孔から送り出される空調空気を組み合わせ、輻射式と対流式の「いいとこ取り」をした空調システムで、温度ムラのない快適な環境を作ります。

製品名
セントラルサーモシステム(冷温水式)
解説
新宿住友ビルはさまざまなショップやレストランが店を構える商業施設。三角広場は最大で2,000人を収容可能なイベントスペースです。この、75メートル×45メートル、天井高は最も高いところで25メートルにもなるエントランスの空調に、セントラルサーモシステムが導入されました。
三角広場には柱がなく、梁が見えるガラス張りの屋根に覆われています。このような大空間であっても、床放射冷暖房とペリメーター付近からの床吹出しを組み合わせたハイブリッド空調システムならば、エネルギー消費を抑えながら均一な温度管理が可能です。

製品名
セントラルサーモシステム(冷温水式)
解説
複合商業施設ららぽーと富士見には、セントラルサーモシステム(冷温水式)が導入されています。このシステムでは、床からの放射により広い空間を効率よく空調し、不快なドラフトは感じられません。
商業施設では、快適な空間を提供するために空調設備が大きな役割を果たしています。人々が快適に過ごすことができる環境を維持するためには、適切な温度と湿度のコントロールが必要です。しかし、これだけではなく、空気の入れ替え(換気対策)も重要なポイントとなります。
大型の商業施設では、多くの人々が日々出入りするため、室温と湿度のコントロールが求められます。さらに、施設の構造上、高い気密性が保たれていることが多く、空気が滞留することで二酸化炭素の濃度が高まることも懸念されます。このため、換気を十分に行うことで新鮮な空気を取り込み、快適な環境を維持する必要があります。
適切な空調管理を行うために特に重要な要素は以下の通りです。
商業施設の空調設備としておすすめなのは、セントラル空調システムです。このシステムには以下の2つの大きなメリットがあります。
築年数が浅い物件であれば、新しい空調システムを導入することが可能です。最新鋭のセントラル空調は、ゾーンごとのオンオフ切替や、空調の使用時間を分単位で調整することが可能です。これにより、施設全体の空調効率を高めつつ、エネルギー消費を抑えることができます。
VAV方式(可変風量式)は、室内の温度変化をセンサーが感知し、風量を自動的に調節するシステムです。このシステムを使うことで、テナントが必要に応じて風量を調節することができるため、無駄なエネルギー消費を抑え、省エネ効果を期待できます。
商業施設では、セントラル空調と個別空調の併用が可能であり、この組み合わせには多くのメリットがあります。一見するとコストが倍増するように思えますが、使用する時間帯に応じて空調システムを使い分けることで、コストを抑えつつ快適な環境を維持できます。
例えば、通常の営業時間中はセントラル空調を利用し、共益費に空調費が含まれます。一方、残業や特別なイベントなど、営業時間外での空調が必要な場合には個別空調を使用することで、割高な時間外の空調料金を回避できます。
広々としたショッピングモール内の室温を快適に保つことに長けた放射・輻射式冷暖房ですが、施設の構造や条件によって設置可能な機種が限られる場合があります。 導入を検討する際には、空気式にも冷温水式にも対応が可能で、専門的なアドバイスを行えるメーカーに相談してください。
本サイトでは、放射式・輻射式冷暖房の導入空間に適したメーカーを紹介。ぴったりな製品が見つからない…と諦める前に、ぜひ参考にしてみてください。
条件に合った
輻射式・放射式
冷暖房が見つかる

2022年9月15日現在、「輻射式冷暖房」「放射式冷暖房」で検索して表示された輻射式冷暖房メーカー35社のうち、納入事例数が多い2社(※)をピックアップしました。
※個人住宅への納入事例は除く。
