本記事では、輻射式冷暖房の室外機について、おさえておきたい基本と設置する際の注意点を紹介します。
室外機とは、輻射パネルと同様に輻射式冷暖房においてなくてはならないものです。室内機である輻射パネルとセットで動作しています。
電気やガスなどを動力源とし、空調設備を使用する上で必要な冷熱・温熱を作り出す役割を持つものです。一般的には外に設置することが多いため、室外機と呼ばれています。
どの室内機を選択すべきかについては、対象となる建物のほか、輻射パネルの条件などによっても変わるため、注意が必要です。一口に室外機といっても、いくつかの種類があります。
一般的な建物では、電気式熱源タイプのヒートポンプ式冷温水熱源機が使われることが多いです。一方で、大きな建物では電気熱源タイプの空冷ヒートポンプチラーや、ガス熱源の空冷ヒートポンプチラーなどが多く選ばれています。
輻射式冷暖房の室外機で正常運転を続けるためには、いくつか注意しておきたいポイントがあります。以下を確認しておきましょう。
室外機の中には熱交換機と呼ばれる部品が入っているのですが、寒い地域で使用すると霜が熱交換機について霜取り運転が始まります。霜取り運転自体は正しい動作なのですが、霜取り運転が始まると、暖房がストップすることになってしまいます。
霜がついてしまうほど寒い日に働く機能であるため、暖房が止まれば短時間で室内が冷えてしまう可能性が高いです。そのため、寒冷地では霜がつかないように対策を取っておきましょう。
例えば、雪が積もらない位置に室外機を設置することも重要です。難しい場合は風雪ガードや防雪フードも活用しましょう。
海沿いの場所では、潮風に含まれる塩分によって室外機が錆びたり、腐食したりすることがあります。潮風は想像以上に遠くまで届くケースも少なくありません。
できれば室外機の設置場所を調整して、潮風が当たらない場所を選びましょう。難しい場合は耐塩害処理をしておくことによって塩分が室外機に与える影響を抑えることが可能です。
沖縄などの暖かい地域では、室外機にヤモリなどが入り込んでしまうことがあります。内部まで入り込むとショートする原因にもなるため、室外機カバーなどを設置して対策をとりましょう。
また、直方体のスポンジを貼り付けて隙間から基盤にヤモリが入るのを防ぐ「ヤモリガード」と呼ばれる商品もあります。それから、ヤモリが侵入してしまった場合に備え、基盤への接触を防止する効果がある絶縁シートを設置しておくのも効果的です。
輻射式冷暖房を使用するにあたり室外機は欠かせないものなので、適したものを選択しましょう。外的環境の影響を受けやすいものでもあるので、置き場所を検討したり、寒い地域では霜取り運転対策したりすることも重要です。
当サイトでは輻射式冷暖房を導入するにあたり、他にも疑問に感じやすいポイントについて詳しく紹介しています。Q&A形式で解説しているので、その他輻射式冷暖房に関する基本知識をおさえておきたい方はぜひ以下のページも参考にしてみてください。
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